こんにちは、Keiです。2022年に発売されたレゴの商品「76407 SHRIEKING SHACK & WHOMPING WILLOW」を実際に組み立てた率直な感想を書いていきます。
商品の中身
箱を開けると、レゴブロックの袋は6つ、シールシートが1枚、説明書が1冊付いていました。本商品は9歳以上から遊ぶことができます。
パーツ数は777個、レゴミニフィギュアは6体(ハリー・ポッター™、ハーマイオニー・グレンジャー™、ロン・ウィーズリー™、シリウス・ブラック™、ピーター・ぺティグリュー、リーマス・ルーピン)です。本セットには魔法使いカードタイル4枚が付属しています(全16種類)
映画シリーズ3作目『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のさまざまな名場面を再現して遊ぶことができます。サイズは、叫びの屋敷:(約)高さ24cm x 幅14cm x 奥行10cm。暴れ柳™:(約)高さ17cm。
LEGO® Builderアプリを使用すれば、3D表示でモデルを拡大・回転してチェックでき、組み立ての進捗を保存することができます。
このレゴ純正アプリは、複数人で組み立てる時の説明書など、色々な遊び方ができます。
ミニフィグ紹介
本作は3作目から少しずつダークな大人の物語に入っていきます。レゴミニフィグたちも少しずつトルソーに泥が描かれたりしながら少しずつ成長しています。
このセットで嬉しかったのはピーター・ぺティグリューです。彼はあまりミニフィグ化されてこなかったレアキャラです。そして狼人間姿のリーマス・ルーピン。そしてワイルドでタフな姿のシリウスのレゴミニフィグ3体が付いてくるのは興奮が止まりません!
叫びの屋敷と暴れ柳の解説
「叫びの屋敷」とは?
ホグズミード村の外れにある 「イギリスで最も呪われた建物」 である叫びの屋敷は、ホグワーツと村を隔てる山の中腹に位置しています。風や雪、雨にさらされ、老朽化した建物はわずかな衝撃を受けても揺れるほど。家の周りのドアや窓からは中に入れず、時折中から叫び声や唸り声がきこえていたので、周辺の住民から「叫びの屋敷」と呼ばれるようになりました。当然、そんな不気味な屋敷は怖がって誰も入ろうとしません。 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』ではロンが大きなグリムに暴れ柳の下に引きずりこまれ、助けに向かったハリーはハーマイオニーとともにこの屋敷にたどり着きます。根元のトンネルは「叫びの屋敷」の床下に通じており、物語の鍵を握るシリウス・ブラック、リーマス・ルーピン教授、 セブルス・スネイプ教授と対峙する重要な局面を迎えます。美術セットは、風が吹いただけで大きく揺れるのをリアルに表現するために油圧で動く台の上に建造されており、ハリー役のダニエル・ラドクリフは、壁のきしみが大きすぎて「相手が何を言っているのか聞こえないこともあった」と語っています。
「暴れ柳」とは?
この樹木は魔法によって生命力が宿っているとされ、枝葉を自在に動かすことができます。かつてダンブルドア校長がホグワーツ城の森外れにこの暴れ柳を植え、その根本にある穴から叫びの屋敷に行ける隠し通路を用意しました。叫びの屋敷は外部から侵入できないような魔法がかけられており、特定の節を叩かない限り近づいたものを襲ってくる習性があります。
レゴを組み立て
最初に叫びの屋敷の門の制作から取り掛かります。少ないパーツ数で朽ちた門の姿と、深々と降り積もる深い雪の情景をレゴブロックで表現しています。視界が悪くなる夜の雪の静けさと、古びた叫びの屋敷の対比がとても上手いセットだと思います。
続いて暴れ柳の制作に取り掛かります。まわりの情景も一緒に作り込んでいきます。
柳よりも先に出来上がったのは大きな岩場です。この頭上に浮かぶ満月の光を目にすると、ルーピン先生は狼人間に変身してしまいます。普段はグレーの薄雲に隠れていて、岩場を回転させると満月が現れるのは面白い仕掛けですね。ラウンドボトムプレートが強度と情景描写の役目を同時に果たしています。満月は蓄光のタイルプレートで、初めてゲットできた新パーツです。
暴れ柳の根元部分に使われているこのパーツも今回初めて見ました(パーツ番号:6169982)。これにダイヤルと歯車をつけて暴れさせるための仕掛けづくりです。
幹の周囲に通常動物の尻尾などに使われている特殊パーツを取り付けることで、不気味にうねる柳の表情を描いています(パーツ番号:6292952)。
枝葉のパーツを取り付ければ完成です。曲がりくねった小枝と刺々しい針葉樹の葉が恐ろしいです。
今回のメイン「叫びの屋敷」を作っていきます。土台から左右非対称のいびつな形をしています。
雪の重みからか、魔法で建てたためか、まっすぐ建っていないようです。
一般的に建物を作るときは同じことを繰り返す作業が多いので、この屋敷は組み立てが非常に楽しいです。
扉にはシールを貼りました。銀色の箱の中にはゴブレットとカエルチョコレートが入っています。物語ではこの後ディメンターに襲われるので、カエルチョコレートはそのためでしょうか?
1階部分が出来上がってきました。左側の壁は開閉できるので、暴れ柳からの出入り口だと思われます。
上部に回転軸のついたベースプレートを設置します。実は2階部分は1階から15度くらいひねって建てるようです。これは凄すぎるアイデアです。
2階部分をつくっていきます。ベースプレートの裏にラウンドプレートで接合のためのブロックをはめていきます。
暖炉をこの小さなスペースに作れるなんて…すごい…。
グランドピアノや絵画など、屋敷の面影となる様々なモチーフも置いていきます。
ほぼ2階部分も出来たので、屋根の制作に移ります。毎回感じるのですが、屋根を美しく作るのって難しいですよね。
セットを組みながら勉強です。
雪の降り積もった屋根が出来上がってきました。外壁の窓に打ち付けられた板材の装飾が、恐ろしいお化け屋敷のような雰囲気を作るのに一役買っています。
煙突を立てて、建物同士を接合すれば「叫びの屋敷」の完成です!
商品レビュー
ウィーズリー家と同じようにちぐはぐな建材で作られた叫びの屋敷は、「76408 グリモールド・プレイス十二番地」とは真逆の個性を放つレゴセットでした。同じシリーズでもここまで違った不気味さのある表現ができるんですね!面白い!
組み方がやや難しいところもあるので対象年齢9才以上は納得でした。建物はそこまで大きくないですが、暴れ柳や大岩のほかレゴミニフィグが6体も付いてくるのでファンには嬉しい内容です。
暴れ柳はハーマイオニーやハリーを捕まえてグルグル振り回すことができるし、満月を見て狼人間に返信してしまうルーピン先生、黒い犬になって身を隠すシリウス、魔法で正体がバレてしまうピーター・ぺティグリューなど映画同様の遊びができます。