こんにちは、Keibricksです。2023年に発売された《Dilophosaurus Ambush 76958》を組み立てていきます。レゴ公式サイトでの販売価格は3,680円(税込)でした。
商品の中身
箱を開けると、レゴブロックのパーツが入った袋が2袋、説明書1冊、シールシートが1枚付いていました。総パーツ数は211個でミニフィグと恐竜が1体ずつ付属しています。この商品は6歳以上が遊ぶことができます。
セット完成時のスケールは高さ約6cm x奥行き約15cm x 幅約8cmです。また、公式のLEGO® Builderアプリを使用すれば、3D表示でモデルを拡大・回転してチェックでき、本セット組み立ての進捗を保存することができるようになっています。
映画『ジュラシック・パーク』をおさらい
ジュラシックパークは、1993年に公開されたスティーブン・スピルバーグ監督のSF映画です。マイケル・クライトンの小説を原作としています。
物語は、恐竜を現代に蘇らせたテーマパーク「ジュラシックパーク」を舞台に展開します。パークのオーナーであるジョン・ハモンド(リチャード・アッテンボロー)は、カオス理論学者のイアン・マルコム(ジェフ・ゴールドブラム)や専門家のアラン・グラント(サム・ニール)を招待し、パークの安全性を検証してもらいます。
恐竜たちのいるエリアは高圧電流の流れる柵に囲まれ安全だと主張するハモンド。しかし、島には巨大な暴風雨が迫っていました。
そんな中、パークのシステムエンジニアであるデニス・ネドリーは待遇に不満を持ち、ライバル会社であるバイオシン・コーポレーションに恐竜の胚を売り渡す陰謀を企てます。しかし盗み出した帰り道で恐竜(ディロフォサウルス)に出くわし、逃げ道を作るためにパークの電源を切ってしまいます。結局ネドリーはこの恐竜の毒液を顔に浴びて襲われ、盗んだ胚も泥に飲み込まれたのでした。
柵が機能しなくなったパークでは、嵐による興奮で恐竜たちが暴走を始めます…。
本セットはこのシステムエンジニアのネドリーとディロフォサウルスとのスリリングな名シーンを再現して遊ぶことができます。
付属レゴミニフィギュアの紹介
デニス・ネドリー(Dennis Nedry)は、ハーバード大学を卒業した超エリートで、恐竜のDNA構築に大きく関与した人物でありながら、雇われたインジェン社の待遇に不満を感じる肥満体型の青年として描かれています(勤務態度が悪かったのを棚に上げています)。襟巻きトカゲのような恐竜(ディロフォサウルス)に威嚇されて無残な最期を遂げる場面を覚えているという方が多いのではないでしょうか。
高額な《75936 Jurassic Park: T. rex Rampage》と本セットにしか付いていないミニフィグなので希少です。しかも新しく顔とトルソーが作り直されているため、厳密に言えば新パーツです。
汗をかいて焦っている表情と、毒液をかけられたダブルフェイスで遊ぶことができます。社員証をぶら下げお腹の出たトルソーがいい味出しています。
恐竜はディロフォサウルス(Dilophosaurus)です。動かすことができるのはアゴのみです。小型恐竜なのでネドリーは馬鹿にしていましたが、賢く凶暴な恐竜です。首回りの襟を立てて敵を威嚇します。この恐竜は何度かレゴ化されていますが、このカラーリングや造形は本セットが初めてです。
商品の組み立て
それでは本セットを組み立てていきましょう。作るものはネドリーが乗車する初代YJラングラーを塗装したジープと、標識の立っているジャングルの情景ミニモデルです。
まずはオフロード車から。製造番号4210963のテクニックブロックを主軸に強度のある基礎を組み立てていきます。ほんとうにこれ便利なパーツですよね。
スタッドブロックで前後のボディを形作ります。車体両サイドの柄はシールです。自動車などの乗り物は公園など野外に持っていく子供もいそうなので、できればオールプリントブロックにして欲しかったなと思いました。
組んでいて思いますが、車体にがっつりとしたボリューム感があってカッコいいです。
アンダーボディラダーレールの模様となるこちらもシールパーツです。接続パーツを組み合わせることで角度のついた組み方を実現させています。ボディカラーのグレーと赤の組み合わせがとても良いです。
フロントバンパーを作成していきます。ナンバープレートはシール、フロントグリル部分はプリントタイルを使用しています。こちらをスタッドブロックで接続させる仕様です。
フロントドアのほかにボンネットのシールにも「JP12」と記載があります。ここも映画をきちんと再現してくれていますね。
バックドアガラスを取り付けます。後部座席はかなり広いので、恐竜の胚の盗み出しに使うバーバソル・シェービング・クリーム缶などのアクセサリーを乗せるのに丁度いい空間となっています。
フロントガラスはとても大きなレゴブロックが使用されています。フレームをつけると無骨な感じが出ます。
スペアタイヤも取り付けてジープ完成です。
続いて小さな情景セットの組み立てです。
バーバソル・シェービング・クリーム缶をここに取り付けます。白のカエルがシェービングクリームの泡になるとは…。おそるべき見立て力です。すでに嵐の中で泥に埋もれてしまっているようです。ネドリーが車で突っ込んで破壊するイーストドックの道しるべも合わせて組み立てます。看板のサインもシールです。
情景セットも完成しました。シープも情景セットも211パーツとは思えないほど細部まで作り込まれているなと感じます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これは映画『ジュラシック・パーク』を鑑賞しながら作ると最高に楽しめるセットだと思います。このシーンを見ながら「悪役ざまあみろ!」と笑ったのは幼少期の僕だけじゃないはず。第1作目は名場面が多いですね。
当時流行りだったバイオテクノロジー(遺伝子操作)も取り入れてDNAを複製して恐竜を蘇らせるというリアルな内容に心踊りました。このタイミングで商品化してくれたレゴ社は最高の仕事をしたと思います。
ジュラシックワールドは旧三部作と新三部作が無事に完結しましたが、世界中のユニバーサルスタジオで人気アトラクションとして人気を博し、映画が金曜ロードショーで放送されるなど世代を超えて今も愛されている作品です。
2024年以降も配給会社のユニバーサルが「ジュラシック・ワールド」シリーズの完全リブート版となる新作映画に取り組んでいるというニュースも報じられています。今後ますますパワーアップしていく恐竜世界をレゴで一緒に楽しみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。次回の記事もお楽しみに。それではまた!