こんにちはKeiです。最近関西に引っ越してきたので、初めての阪大レゴ部の展示にお邪魔しました。
JBF2022や梅小路レゴ展示会で仲良くなったビルダーの学生さんもいるので、今回彼らの新作を楽しみに伺いました。(時間も限られていて、全作品見れたわけではないので撮影漏れはご容赦ください…)
学内中央にある法経講義棟の1階が会場でしたが、整理券を配って感染症対策もバッチリ。入場者捌きも見事で大きな混乱もなく大勢の人が楽しんでいました。
■合作「世界遺産」
学生たちが共同制作した大型傑作です。フランスのエッフェル塔や凱旋門、ロシアのモスクワにある聖ワシリイ大聖堂、日本の富士山、インド北部、ウッタルプラデシュ州の都市アグラにあるタージマハル、ベトナム中部ダナンにあるゴールデンブリッジなど、世界の貴重な遺産の数々を机の上でぐるっと堪能できます。各作品に立てられた旗は中央に再現された世界地図と繋がっているので小学生も勉強しながら親子で旅行気分になれます。ゴールデンブリッジなどどれも組み方が非常に凝っているので見ごたえ抜群の作品ですね。
■たなぽんさん(@Noblelaugh727)「ラ・メゾン・パリジェンヌ」
フランスの大都会・パリにある狭小住宅を再現したレゴ新作です。全体はタン(ベージュ)とライトグレーの落ち着いたカラーで全体をすっきりとまとめています。実は内側からも綺麗に見えるようバランスをとりながら壁面や窓を横組みで構成されているのが特徴的です。窓自体もフランスの住宅に寄せるために縦:横=2:1の比率で忠実に再現され、上部はアールをかけている点などフランス好きな作者のこだわりが随所に見られます。この壁を大きく開けて内部を鑑賞することができますが、なんと反対側の壁も外せるようになっていました。それだけでなく各部屋を分離できるよう展示会のために工夫されています。その点で強度はどうしても弱くなってしまいますが、ミニフィグ目線で鑑賞できる今までのモジュールにない優しい設計となっていてとても楽しめました。内部は家具や絨毯などでフランスの配色を意識しつつ、1階のリビング、2階のキッチン、3階の寝室としっかり生活者の様子を想像できるよう格式高い家具たちによって作り込まれています。
100円ショップダイソーで売っているケースを使ったボトルシップもヨーロッパの雰囲気を感じる紳士の可愛いティータイムを再現されています。
■ると氏「ホッキョクグマの親子」
■やまこ氏、たなぽん氏「電車」
■F.S氏「ポケットモンスター・レゴシリーズ」
アルセウス、ゴリランダーといった伝説ポケモンから始まり、最新作「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」に登場する御三家《ニャオハ、ホゲータ、クワッス》まで人気のポケモンたちを数多くレゴで作り上げているF.Sさん。しかもご本人は「あまりポケモンやらない」という衝撃発言(笑)。自分のためというより子どもたちに喜んでもらうために増えていったのでしょう。実物はかなりの大きさなので、大喜びする黄色い声が聞こえていました。よく見ると結構むずかしい組み方をしている所もあり、どれも見応えがある楽しい作品でした。
■ヒロ氏、KEN氏、FT氏「Great Ball Contraption」
■1年部員の合作シリーズ
ここからOBの作品も見ていきましょう。
■shiopon氏(@shiopon3)
組み替えレゴという独自ジャンルを確立されたshioponさん。「手に入りにくいレアパーツを使わずとも、売られているセットを2~3個買えば作れちゃうんだよ」と言えるのは、真の実力があってこそなせる技ですね。どれも無駄なく決まっていてカッコいいんです。ご本人曰く「ホントは可愛い作品も作れるんだからねっ!」っていうことで可愛い作品もひっそり展示されていました。笑
■Nori氏(@sin0428ab)
フレンズのミニフィグを使って作られた巨大なスーパーマーケット作品です。明るく華やかな配色で見ているこちらまで楽しい気分にさせてくれますよね。しかも、別室でお茶をしている人や車を駐車させている人など、ミニフィグ一体一体がストーリー性のある行動をとっているので、時間を忘れて想像しながら見入ってしまう鑑賞者が続出している人気作品です。
■Kei♬氏(@Kei_16thnote)
いまにも音楽が流れてきそうな楽器たちと、ハイカラな喫茶店に置いてあるコーヒーミルといった洒落乙な作品を制作されているKei♬さん。普段は「ナンパの方のKei♬さん」といじられていますがハイクオリティな作品を見て分かる通り実力は折り紙付きです。ハートを手に今日も来場者を楽しませています。レゴってこんなにおしゃれな作品になるんだなと気づかせてくれますね。阪大レゴ部のOBはレジェンド級ばっかりや。
すごい人でした。コロナでしばらく自粛ムードだったので、学生さんも思い切りはしゃげて楽しんだんだろうなと思います。
学祭って久しぶりに行きましたけど楽しいですね。青春をすこし思い出しました。
ぼくは美大の学祭しか行ったことがなかったので、なんだか新鮮ですごく楽しくめましたし、学生の規模や企画の違いに驚きました。
いかがでしたでしょうか。
最後に少しだけ、阪大レゴ部についてご紹介したいと思います。
【大阪大学レゴ部】
2011年より活動を開始し2015年正式な部として認可される。2022年現在で部員数は約50名。レゴブロックを通して社会貢献することを理念とし、年2回の大学祭での作品展示会を中心に公共施設や商業施設でのワークショップも行っており、子供たちにブロックの”遊び”を通して”サイエンス”を学ぶ機会を作っている。現在ではテレビや新聞といったメディアでも多数取り上げられるほど阪大の有名サークルの一つ。
【最近の活動】
2022年8月12日(金)から14日(日)の3日間、グランフロント大阪北館B2 ナレッジキャピタルコングレコンベンションセンターにて大阪では初となる”お城イベント”「大阪・お城フェス2022」が開催された。同イベントにて手のひらサイズのお城をレゴ(R)ブロックでつくるワークショップを阪大レゴ部員が行なった。主催:大阪・お城フェス実行委員会(テレビ大阪株式会社/株式会社コングレ)
また、10月は「レゴブロック展示会in梅小路」において作品展示を行っている。
今回お会いできたレゴ部学生やOBのみなさん、本当にありがとうございました。おかげで創作意欲のガソリンを補給することができました。次はぜひ、我が母校の学祭や卒業作品展にも足を運んでいただけたら幸いです。
それではまた!
大阪大学のホームページ >>
阪大レゴ部twitter:@ handai05club
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