こんにちは、Keiです。今回は「レゴ作品をお持ちの方のための引越しのコツ」と「レゴコレクションの整理方法」について書いていきます。
僕はこれまで転職や転勤などで6回引越しを経験しています。オタクの引越しは普通の引越しにはない物量が部屋にあふれているので、辛すぎるんです!
きっとこの記事を読んでくださっているあなたは、近いうちに引越しして新生活をお考えかと思います。経験をもとに引越しのテクニックを伝授しますので、参考にしてくださいね。
オタクの引越は金がかかる!
レゴブロックに限らず、フィギュアや本などオタクの部屋は物に溢れています。引越し業者が見積もりに来てくれましたが驚いた様子で、普通の人の1.5~2倍は物があるらしいです。段ボールもそれだけ増えます。引っ越し料金も1.5~2倍かかるものだと思ってください。
ダンボールの枚数目安ですが、オタクではない一般人はこのくらいです。部屋数×10~20倍のイメージです。
- 1Rなら→10枚
- 1K、1LDKなら→10~20枚
- 2K、2LDKなら→20~40枚
- 3K以上なら→50枚~
オタクのみなさんは、部屋を見渡してグッズが生活用品の何割を占めているか把握しましょう。
半分あったら上記x2の枚数を注文するか、スーパーなどに頼んで譲ってもらいましょう。
オタクのための物件探しのコツ
僕が部屋探しをする際に気をつけていたのは収納の量と日光です。
レゴブロックは日焼けで変色・劣化しやすいABS樹脂が使われているので、保管部屋は北向きを探すといいです。僕の家は南に生活スペース、北にレゴ部屋を作りました。コレクション部屋には遮光カーテンをつけてUVカット対策をしています。ニトリでは遮光レベルを5段階で選べるよう商品タグに表示してくれているのでおすすめです。僕はMAXの遮光5級を買いました。ほとんど紫外線の入らない完璧な部屋ができました!が、盲点が一つありました…。朝起きても夜のように真っ暗なんですよ部屋が。笑
物件探しの際は、以下のようなところをチェックしましょう。
- 通常の洋服とは別に、レゴブロックなどオタクグッズを収納できるクローゼットや押入れがあるかどうかチェック。今よりも確実に物が増えると思うなら必要以上に収納は多いほうがいいです。
- メジャーを持参して窓は採寸しておくこと。引越し当日にカーテンが届くように注文しておく。忘れてしまうとその夜、明かりをつけたら部屋が丸見えになってしまいますよ。
- コレクション棚やベッドなど、事前に持っている家具を採寸しておくこと。
- ネット接続のためのLANケーブルの差込口はどこか把握しておくこと。
- 日当たりや風通しが悪いと心身に影響してくるので、安らげる物件を納得するまで探しましょう。
- ネット注文が多い人は、宅配ボックスがあると便利です。
その他にも、一般人としての生活もしないといきていけませんから、生活圏内にスーパーやコンビニなど必要な店があるかも忘れずに。
内見前に不動産屋に希望条件と、いくつか気になる物件を5件くらいスクショしてメールしておくといいでしょう。プラスして不動産屋がいくつか提案してくれるのですが、ホームページに掲載していない物件も多いです。2日くらいかけて別候補エリアも見ておくと、比較対象ができるので冷静に判断できるようになります。エリアが変わるだけで家賃相場がグッと下がることがあります。
レゴ作品やフィギュアの梱包方法
大切なコレクションを梱包するために用意したいのはエアキャップ(プチプチ)と、サランラップです!
フィギュアの箱を捨てずに持っていた方ならそれにしまうのが一番ですが、無い場合は細かい部品が折れたりしないよう注意をして梱包する必要があります。
レゴ作品の場合はトラックでの輸送中に振動でバラバラになることも想定しておく必要があり、サランラップでぐるぐるに固定するといいでしょう。サランラップで巻く前に外せる部品は外し、小分けにしたほうが暴れてバラバラになる事故を最小限に抑えることができます。さらにチャック袋に入れることができるサイズなら、パーツが紛失してしまう心配もありません。
最後に、その上からプチプチで包んでください。ダンボールにバスタオルなど緩衝材を敷いてから作品を入れます。隙間は新聞紙でしっかり埋めましょう。専用のバラ緩衝材(発泡緩衝材)というものもあり、複雑な隙間を簡単に埋めることができます。
ちなみに、十字の形になるようにダンボールの底面をガムテープで補強すると、通常よりも3倍ほどの強度となります。とはいえ、どんなに丁寧に梱包しても道路の状況で振動は必ず起きます。梱包前に写真を撮っておき、あとから修復できるように対策は取っておきましょう。
ダンボールには、大きな文字で「下積み厳禁!」「割れモノ」と記載し、入れる向きや作品名も併せて記入します。品名はへんに隠そうと変換せず、「レゴ作品」「フィギュア」「CD」とそのままで大丈夫です。引っ越し業者にどんな壊れ物等が入っているということが分かる方がいいと思います。
また、引越し後にすぐ開けなければいけないダンボールは赤色のマジックで記入する、もしくはカラーガムテープに変えて梱包すると、判別しやすく開封もスムーズになります。すぐに使わないものから梱包すると効率良く荷造りできます。
大きなダンボールにも入らないような大型作品をお持ちの方は、複数のダンボールをガムテープでしっかりと繋ぎ合わせて巨大な箱を作るという業者テクニックもあります。
作品の大きさに合わせた箱を作れるようになれば、そのままレゴのオフ会に搬入で持っていけるケースになるので大変便利です。長期的にその箱を使って保管する予定であれば、思い切って折り畳みコンテナを購入するのも手です。自分の作品を壊さないように梱包できれば、オフ会でも修復の時間がなくなり、周りのビルダーとの交流時間も増やせますよ!
ちなみに各輸送・運輸業者には「美術品輸送」という特別な配達方法が用意されていることもあります。とても丁寧に梱包と配送をしてくれるようですが、配達料金が通常の10~15倍ほどかかるようです。
また、「家財は引越し業者、グッズは宅配便」という2つを利用する手もあります。引越でまとめて荷物を運び、家具のセッティングが終わる夕方着にしておけば、荷物もある程度片付いているので部屋を散乱させずに整理できます。
引越しはレゴを整理する絶好の機会
片付いている部屋ほどレゴ作品やグッズは輝きます。部屋がパーツや積みレゴ※(罪レゴ)で溢れかえっている人の特徴が以下の通りです。
(※積みレゴ=買ったまま開封せずに納戸に積み上げられているレゴの商品のこと)
- 給料が入ったらテンションが上がって、見境なく買ってしまう
- 新商品は早く手に入れてSNSにアップしたい
- 限定商品や版権モノ、お買い上げ特典のノベルティは絶対に手に入れておきたい
- 使う用と保存用を両方手に入れたい
衝動買いはモノが溢れる一番の原因です。次の引っ越し先が現在の住居より狭くなる場合はレンタルスペースを借りる方法もありますが、こういった維持費は無駄に出て行くお金ですよね。そのお金はできればレゴ費に回したいものですが、お金と時間と情熱をかけてきた「趣味」にまつわるモノは、整理がとても難しい宝物です。
しかし、積みレゴは「取ってあるだけ」であって、決して「大事にしている」訳ではないことも事実です。本当に大事にするなら、何年もたくさん遊び、そのレゴとの思い出を増やしてあげるべきでしょう。大掃除や引越しを機に、今後のためにも再度本当に手元に残しておきたいパーツを選択しましょう。
整理の基本は
- ものを把握する あなたが「この積みレゴを一体どうしたいのか」という基準で手放すかどうかを決める
- ものを減らす 売れなかった積みレゴを部屋に戻すと、また同じようにモノで溢れてしまうので繰り返さないようにする
「今、この積んでいるレゴとの関係が生きているのか、いないのか」で整理するかどうかを判断してみてください。
もしもあなたが、その大事なレゴたちを今も愛し続けているのなら、生きています。逆にもしも衝動買いで買ったきりで、今は遊ぶこともなく部屋の隅で埃をかぶっているとしたら、それは生きていないレゴです。
ならば、思い切って喜んでもらえそうな人にプレゼントしてみるというのも新しい人生かもしれません。
プレゼントすることで、周りにレゴ友達が増えれば、コレクションを増やすより何倍も毎日が充実してくると思います。
児童養護施設の子どもたちに寄付する生かし方もあります。施設で暮らす子供達には生活必需品でないおもちゃへの予算はあまりないので、喜んで遊んでもらえるはずです。
レゴたちを整理しつつ、この先も部屋の片隅で眠っていくレゴを生かす方法がないかを考えてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。新しい土地に引っ越すのは不安があると思いますが、自分を鍛え直すチャンスでもあります。今はSNSを使って近所のレゴ仲間を探すことだってできます。新生活を是非楽しんでくださいね。
それではまた!